スベスベお肌の処理は、あまり強く掛けすぎると不自然な感じになってしまうので、
ほどほどに止めておく方が良いと思います。わたし自身は、ディテールが失われる
のが惜しいので、余程でない限りは使っていませんが、こういう処理法もあるという
ことを知っていても損はないでしょう。
スベスベお肌には、「ノイズ」の「ダスト&スクラッチ」または「明るさの中間値」
フィルターを使用します。「明るさの中間値」は、「ダスト&スクラッチ」のしきい値
0レベルの状態と同じなので、どちらを使っても同じようにできます。
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まず、背景を「レイアの新規作成」のところにドラッグして複製を作ります。
この、背景のコピーに「ダスト&スクラッチ」フィルターを、半径3〜6pixelsほど
掛けます。
ここでは、比較のために半分だけに処理を施しています。
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「ダスト&スクラッチ」フィルターを掛けると、お肌のブツブツや色ムラなどが
なくなって、一応スベスベにはなりますが、目鼻立ちや髪の毛などのシャープネス
もなくなって全体にボケてしまいます。
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そこで、シャープネスを出したい部分を「消しゴム」ツールで削って、元の
背景の画像が覗くようにします。
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こんな感じで、シャープネスがほしい部分を皆「消しゴム」を掛けていきますが、
この作業はあまり神経質になる必要はありませんので、大体必要な部分が抜けて
いれば十分です。
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このような手間が煩わしいという場合は、より簡便な方法として「ぼかし(詳細)」
フィルターを、半径 3pixels、しきい値 10.5pixels ほどで掛けるというのもあります。
この方法だと、濃度の境界付近が少し平滑になるという傾向もありますが一度でスベスベ
になるので便利です。
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