3年ほど使っていたうちのスキャナもついに壊れてしまってマゼンタ一色でしかスキャン
できなくなってしまいました。まぁ、新古品で安く購入したし、随分酷使したので仕方
ないのかも知れません。 とは言っても、スキャナがないことには仕事も趣味も困るので、この際なので以前から 欲しかった1200dpiでフィルムもスキャンできる透過原稿ユニットが付いたEPSONの GT-7600UFを購入することにしました。定価は\49,800ですが実売価格は、ほぼ半額でした。 スキャンスピードは以前のものより多少速くなったでしょうか。USBの転送速度を気に してSCSIにする方もいるようですが、実用上たいした違いはないと思います。 フィルムのスキャンは、4×5なら使えるけど35oではさすがに粒子の粗さが目立って、 これならプリントをスキャンした方が綺麗ではないかと言う印象でした。 |
EPSON TWAIN 4.00J 詳細ウィンド |
TWAINの詳細設定のウィンドウはこんな感じになってます。以前のものと比べると
「モアレ除去」と「アンシャープマスク」が追加されました。 |
デフォルトの設定での取り込み画像 |
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リセットボタンを押した時のデフォルトの設定は、以前のものと比べてだいぶ綺麗に
なったという印象です。普通の用途ならこのままでも十分かも知れません。 |
イメージ制御ウィンド(標準設定) | カラー調整ウィンド(標準設定) |
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制御ウィンドなどに付いていたボタンの先の機能はカットされ
ていて、ただの飾りのアイコンになっています。 さすがに標準では少し暗いので、AUTOボタンを押して露出補正してみます。 |
AUTOで露出補正した時のイメージ制御ウィンド | AUTOで露出補正した時の取り込み画像 |
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これでもう殆ど問題のないレベルになったと思いますが、原画と照らし合わせてみると
色見がちょっと違うようです。 |
以前のグラビア設定のイメージ制御ウィンド | 以前のグラビア設定のカラー設定ウィンド |
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とりあえず前に使っていたグラビア用の設定にして取り込んでみましたが、色の印象が
全く違ったものになってしまって焦りました。 |
以前のグラビア設定での取り込み画像 |
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やっぱり露出が不足しているようなので、これもまたAUTOボタンを押して露出補正してみます。 |
以前の設定からAUTOで露出補正した取り込み画像 |
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まだ少し”赤”が強い気がしたので、濃度補正で赤のレベルを少し落としました。 |
濃度補正ウィンド(リニア) |
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赤のレベルを濃度補正 |
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グラビア濃度補正設定時の取り込み画像 | グラビア濃度補正設定時のユーザーの設定保存ウィンド |
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こんどは黄色が勝ってきてちょっとヤニっぽくなってきたので露出を少し調整して、最終的に
落ち着いたのが今使っている次のグラビア設定です。 |
グラビア設定時のユーザーの設定保存ウィンド | グラビア設定時の取り込み画像 |
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ここまでくるとかなり微妙な違いですが・・・うーん、まぁこんなもんかな? |
「モアレ除去」と「アンシャープマスク」 |
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「モアレ除去」と「アンシャープマスク」の効果を比べて見ました。これで、Photoshopでの
「ダスト&スクラッチ」と「アンシャープマスク」フィルタ処理は省けるかも知れません。 |
「モアレ除去」で発生した新たなモアレによる縞模様 |
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ただ、画像によっては網点を潰したことによる新たなモアレによって、このような縞模様が
発生してしまうことがあるので注意が必要です。やっぱり「モアレ除去」と「アンシャープマスク」は外してスキャンして、Photoshopで処理した方がいいかも知れません。だいたい300dpiで読み込んで72dpiに落とすだけでも網点は消えるのであまり気にする必要もないし、解像度を下げると少し眠くなるので適用量50%くらいの「アンシャープマスク」フィルタをかけても良いくらいだと思います。
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濃度補正 |
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その後、色々スキャンしているうちに濃度がまだ少し濃い気がしてきたので補正することにしました。 |
濃度補正 |
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グラビア濃設定時のユーザーの設定保存ウィンド | グラビア濃設定時の取り込み画像 |
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仕上用アクション |
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・スキャン・テクニック |
・スキャン・テクニック 補足 |
・スキャン・テクニック 補足 その2 |
・見開き連結レタッチ |
・スベスベお肌レタッチ |
・色白お肌レタッチ |
・文字消しレタッチ |